突然ですが、
秋から冬に差し掛かりますと、各ご家庭の保護者さんはもとより、お会いするほぼ全ての方々から、
「今の時期なんていよいよお忙しいでしょう?」
と、時候のあいさつをいただくことが多くあります。
どなたも人生において受験期を経てこられたので、「受験業界は春までは繁忙期」と想像しやすいようです。
「いや、暇ですね~~」というとウソだし、「超バリバリ忙しいっす!!」とお返事するのも何やら傲慢な雰囲気を出してしまいかねないので、毎年頻繁に頂く挨拶兼質問でありながら、一瞬考えてしまう数秒間でもあります。
こういう時、優れたビジネスマンならば、相手が
「おお!」
と印象に残るひと言を決め打ちで返せるのかもしれません。
ただ、「キャンセル待ちしてもらってます」は現実あっても何だかいやらしいし、「ふつうです」は鉄人ぽくてかっこいいけど、機械的で相手の方も反応に困るよな・・・。
何気なく気遣って言ってくださるひと言なので、そこまで深く考えなくていいのかも知れません。
さて、
忙しさで思い出しますと、受験の差し迫った勝負の年末年始、大晦日から正月3が日にかけて、
「正月特訓」
が行われることは、受験業界でも定番です。
(香川ではあまり聞かないので、「でした」が正しいか)
- 「受験前なのに、うちにいてもどうせダラダラしてしまうんで」という、受験生とはいえ、お子さんの油断しやすい心情にスキを与えない!
- 長時間の特訓を、他のお子さんが紅白やお正月特番を見ている時間に充てる!
- 料金は特別料金!(スタッフにも特別給!!)
まさに、「おめでとうは新年でなく、合格したら言おう」「受験生にお正月休みはない」のスピリットからくるものです。(塾側のスタッフは希望者のみ…だったかな)
朝は寒いし、校舎の鍵開け時間が日の出前のこともあり、
「それが辛くてさー」
とか語っているベテラン社員がいたりしますが、内心「だから何?」といった心理です。
何より、「練習量はウソをつかない」です。
「他の子がノホホンとテレビやらゲームやらにうつつを抜かしていた数日間も勉強していたオレ&私が、負けるわけがない!負けてたまるか!」
というエンジンのかかった心境に入ってくれれば、3~4日間の勉強量にプラスアルファして、お休み気分だった同じ志望校のお子さんに差をつける or 逆転するだけの機運を生むチャンスだと言えるでしょう。
「そこまでしなくても~」「自分の力でなんとかします」というご家庭もあれば、教育サービス業界にも「そんなに際立ったことをやらなくても・・・(必殺・中身で勝負塾!)」や「休みの日はお子さんなりにやるやろう(必殺・自主性+本人次第塾!)」もあるでしょう。
ただし、正月特訓を受講しに来たお子さん達が、朝は「うへえ~・・・」という顔付きでも、次第にテンションが高まり「やるしかない」という顔で帰宅していったことも、確かな事実です。