突然ですが、
この魁、当然毎回の指導ごとに宿題を出していまして、今回は「指導開始時の宿題やってきたかのチェック」に関しての記事です。
宿題自体についての考え方は、過去のこの記事にて一部触れておりますが、今回はさらに細かい「ひと言」についてです。
まず、魁がお子さんへの宿題チェック時に使わない問いかけがありまして、それは、
「宿題やった?」
です。使わないです。
「宿題見せて」か「宿題をチェックしまーす」
と言います。
言われたお子さんの立場に置き換えますと、
「宿題やった?」という指導者からの言葉は、「やった or できなかった(やらなかったとはほぼ言いません)+言い訳」の選択肢があることになりますが、「見せて」「チェックします」は「やるのが前提でチェックを受けるだけ」です。
狙いは・・・
精度の高い宿題は、指導者の心がけと工夫次第で直接指導することと同等の効果を生むことができます。
「あー、あの家庭教師(あるいは講師)、こんなこと言ってたな」
から、
「自分一人で指導の手順を反復できる!」
は、そのまま実力(さらに得点力)につながっていきます。
指導⇒宿題で反復と言えば、単純で当たり前すぎに感じます。
というか、他に道はないのです。
その流れが構築できていれば、勝負強く、いい加減な程度で止まっていれば「その場ではわかった気がしたんだけど・・・」で点数が伸びない、いわゆる堂々巡りが起き、成績問題は解決しません。
お子さんが勝負強さを発揮できる方向に是が非でも進んでいってほしいので、そのための習慣づけに関して、魁は必死です。
だから、この「やった?とみせての違い」には重い意味があると捉えています。
この違いを、「ことば遊びじゃん」程度にしか感じない教育サービス業の方は、授業一発で成績が爆上がりできるさぞかしお素晴らしい指導技術をお持ちか、そもそも「言ってもやらせても変わらんし」とお子さんの指導を内心投げているかのどちらかです。
ひたすら受講してください!は上がる??
お子さんが伸びる瞬間の最大のものは、「画期的な解法を習った瞬間」でなく、「解法を自分で運用できるようになった瞬間」ではないでしょうか?
宿題の雑なジュクノヒトは、お子さんが成長するその瞬間を殺しているわけです。
保護者さんは、お子さんが通っているジュクノヒトから、考えられた宿題が出ているか聞き出してみてください。
「どこをやる」「いつやる」「手順」「?の時どうするか(質問に来いは×)」
ただ、やる箇所を何となくメモさせているとか、そもそも出ていない(今回の復習のみ等と書いてある)とか、お子さんが宿題をやるにあたって、一時停止してしまうような指導をされてはいないでしょうか?
心ある塾であればあるほど、お子さんが混乱しない程度の親切さ+丁寧さで、宿題へのガイドが徹底されています。
(社員が有能でその意識があれば、学生バイトさんでも徹底しています)
であればこそ、「宿題を見せて」とお子さんにチェックを入れるときの効果が高まっていきます。