今回は、受験直前期においては、理科社会が勝負に影響する!という内容で記事を書きます。
公立高校受験では、一般試験に向けてあともう何日?という状況ですね。
塾の教室でも「試験まであと●●日」という掲示が日々更新され、塾生に言外のプレッシャーを与えます!
時間は有限。ただし今できる一番効果的なことを
1日の睡眠は十分でしょうか?
数年前より、試験直前は寝ずに追い込む!という根性勉強の風土は弱まってきたように思います。
7時間は寝ないと、せっかくの知識が脳に定着しないという研究もはっきり出ているようです。
「記憶の整理」「脳内の老廃物の除去」「脳自体の休息」
これに7時間は必要だそうです。
ラスト●●日!となった時に、勉強に使える時間は実際どのくらい残されているのでしょうか?
24時間
ー睡眠7時間
ー食事30分×3回
ー登下校で40分
ー学校にいる時間(自習だとしても) ●分 週5日
ー通っている塾の授業 ●分 週3〜4日
ーつい脳を休めたくなる時間
・・・
公立高校なら筆記試験は5科目ですので、1科目あたりに使える時間は、上の引き算の答えに5分の1ですね!
お子さんのスケジュールなら、残り何分の持ち時間がありますか??
理科社会は伸びやすく下がりづらい
残りの持ち時間がこの一瞬も減っている中、どうせやるなら効果が上がった方がいいに決まっていますよね?
限られた時間の中で他のお子さんを追い抜いて、合格するためには、理科社会にこれでもかというくらい時間を使うこと!です。
10人中ほぼ10人の保護者さんから、
「理科と社会は覚えればなんとかなりますよねー」
と軽〜く言われます。
半分正解で、半分✖︎です。
記事が長くなるので、今回は半分正解という部分について書きます。
(一言だけ。お子さんには、理科と社会は覚えればいいじゃない!と言わないようにした方がいいです)
理科と社会の問題は、全て学校教科書から出ます。
教科書さえ狙い撃ちして目を通しておけば、普通の問題に手が出るようになります。
過去問題や模擬試験で、毎回理科社会は95%以上 or 満点です!というお子さん以外は、ラストの得点源をこの2科目から得るべきです。
短期間でまだまだ上がる余地があるからです。
この2科目は英数国よりも知識重視です。
知識が入れば、早期にそこそこの得点増が見込めます。
そして、知識重視である分、短期決戦であれば急速に苦手になることがないです。
まず、どの科目から取り組もう?と途方に暮れるなら、理科社会!!
理科社会の何から始めていいかわからない場合は、教科書をじっと読みまくってください。
塾で演習したプリントを雑に扱わず、取ってあるなら、×の見直しも教科書と同じくらい得点アップの効果があります。
(以前、塾にノートを持参せず、裏紙に板書書いて毎回すぐ捨てている女子がいましたが…受験前に真っ青になっていました)
慌てて参考書や問題集に手を出すのは間違いです。
教科書と×直しが済んでからでも充分です。
次回は、理科社会関連で、受験生になる前にできる準備、直前期に魁が担当しているお子さんにする指導や教材、そして塾選び方について紹介します。
(つづく)