あーこの保護者さん考えが間違ってるなー、自分の子どもの勉強なのに軽く見過ぎでしょ。
…などと、塾サイドに内心、
やれやれƪ(˘⌣˘)ʃ
と思われてしまう典型的なひと言が、今回紹介する
「うちの子に合わせて」
「効率の良い勉強をさせたい」
という魔法の言葉です。
心ある塾なら、あーあ!と感じてます。
場が荒れるのがヤダから言葉には出てこないと思いますが。
その魔法の言葉、お子さんの可能性をつぶします!
魁が言葉を慎重〜に選んで先の二つの言葉にお応えするなら、
「うちの子に合わせて〜ではなく、貴女の子が塾に合わせてください。目標に間に合わないので」
「勉強は元来効率良くありません。迂回して迂回して無駄・失敗しながら立ち直っていくことが勉強です。楽に楽に回避させて、お子さんを不幸にしたいんですか?」
という二言になります。
お子さんのレベルに合わせるのでなく、お子さんがいざ、何処に行っても通じるように鍛えるのが勉強ではないですか?
効率よく??
受験期を控えた頃に、大勢を見失った保護者さんが言いがちです。
勉強にショートカットはないんです。
保護者さんは、人生何らかのショートカットをして生きてこられたのかも知れません。
保護者さんが、ご自身に対してそれで納得されているなら結構ですが、お子さんにまでそれをさせようとすると「薄っぺらい」「小利口な」存在が出来上がります!
塾業界の人間はすべからく「点取りサービス業」で、教育者ではありません。それでもこの手の発言でお子さんの可能性が潰れていくのは見ていて辛いですね…。
一番触れる機会が多い保護者さんがお子さんの可能性を潰してしまう…。
そして、塾側としてコメントのしようもないし、1ミリも心も動かない言葉が、
「塾にそこまでお金かけられない!」です。
塾サイドは言われても
「あーそう」
としか思わないのですが、三者面談でお子さんの前で言うのは目を疑う…。
お子さんに
「あんたにお金かけたくないから」
って正面から言うのと同じです。お子さんも反応のしようがない。
得るものはなく、失うものだけが大きい発言です。
塾側も体質によっては、
「あの家はプラン削ってくるから、多めに盛って提示せよ」
など、聞かせるに忍びない指示が出ていることが往々にしてあるので、闇ですが。
(塾の内情+見分け方はまた別で記事にします)
成功する保護者に近づくためには、毒親発言をカットすることです。じきにその発想自体が保護者さんの中に出てこなくなります。
その3に続きます