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いいからやってみろ!眠気を吹き飛ばすテスト前の戦い方

突然ですが、

読者の貴方は早起きは得意ですか?

秋から冬にかけ、涼しくなってきますとよくお子さん達から聞こえてくるのが、

「朝、ベッドから出るのがつらくなってきた」

「家に帰ってくるとウトウトするような、かといって完全に休んでいるわけでもない”何もしないタイム”が長くなってしまう。すぐ起きようと思って布団に入ると、長時間睡眠してしまって、勉強計画がガタガタになってしまった・・・」

という、自然に襲ってくる謎の眠気に関する悩みです。

ナマケモノのイラストだらけている様に見せる点では天下無敵!

保護者さんから見ると、ダラダラしている時間が長い!=気が緩んでいる!!と見えやすい姿です。

お子さんにおいては、身体が成長期に入って何かと体力を消耗しやすくなっているのかもしれませんし、夏に比べて日光の量が減り、気温が下がることで本能的に”冬眠の準備”のような無理をしない体勢に入っているのかもしれません。

日本人は、休むことに関して「サボり」、働き続けることに関して「美徳」とする傾向が強いようです。

「ずっと右肩上がりで!」「現状維持は後退!」「成長!成長!」という聞こえの良い言葉の限界と現実との乖離を、一部の視野の広い人が勘づき始め、少しその傾向が改善しているように見えますが、それでもかなり勤勉です。

その背景には、一律に頑張る国民を平均的に育てようという意思が透けて見える、1950年頃~の教育方針が、未だに強く影響しているように思います。

塾業界においても、「子どものために!」という言葉で一括りにして、休むことを悪とする傾向が強く、

「休んでる場合じゃないよ?」

「生徒にガンバレと言っておいて、キミはその程度?」

といった、反語(=返答を実質指定した質問)を悪用した言葉が飛び交います。

塾のスタッフ自身が辛くて辛くて、ヒィヒィ不幸を感じているようなら、お子さんや保護者さんを幸せにすることはできようはずがないと、魁は感じます。

かつての会社員時代、魁も小休止していたところで自分より社歴の長い人間から、その手の

「休んでる場合じゃない」

というような言葉を、グジグジと言われたことがあります。

そこまで述べるなら、さぞ素晴らしい働き方をしているのだろうと、その人物を改めて観察していますと、とにかく能率が悪い。(能力の問題なのかもしれませんが)

機械だって、延々と動かしていたら勤続疲労が発生し、性能にブレが出ます。

果たして生き物である人間の「脳」が働き続けて、疲労がなく、ミスをしないのでしょうか??(これが正しい反語の使い方です・笑)

その人物は休みを軽視すると同時に、「自分は能率を維持したまま稼働し続けられる!」と勘違いをしているわけですが、現実は非情である・・・。

内部で「気合」「根性」「頑張れ」が横行する塾は多く、その人物も考えなくその風潮に染まっていたのだろうと思いますが、、、悲しいが知識不足と自分自身への認識不足ですね。

「休まず働こう。成果を出そう」と思って、逆に「自分(あるいは同僚の)能率を下げること」に必死だったわけです。

さて、お子さんでも保護者さんでも、ドライバーの方でも(!)うっかり眠くなってしまったときの解決方法があり、魁は実践しています。

超単純で、無料で、誰にもできる・・・「5分完全に目をつぶる」です。

なあ~んだ!価値のない情報!!とガッカリしないでください。

お手元の検索エンジンで、「視覚 情報」と入力してみてください。

人間が情報を把握するのに(=脳を働かすのに)、いかに目を使いまくっているか、よくわかるはずです。

https://www.pen-online.jp/article/001105.html

(pen様より、茂木健一郎さんの優れた記事です)

その他、検索で出るどの記事でも、80~90%の情報を目からの刺激で受け取っているのではないか?との説が読み取れます。

思えば、接客業のお仕事では基本のキとして、「営業スマイル」を徹底しなさい!と指導を受けますが、根拠はここにあるわけです。

テスト前や受験勉強において、お子さんが直面する「眠気」の正体は、大半が目の疲れからくるものであることを、魁は経験上感じています。

目と脳をフル稼働させた状態では、人間はそんなに長時間もちません。大の大人でも、集中してパソコンを打ったり、安全かつ時間に遅れないように!と運転したら、60分もしないうちにチラっと疲れを感じるはずです。

(感じない!という人は逆に怖いです。麻痺しているかご自身を過信しているだけです)

疲れを感じ、定期的にメンテ時間を取るのは、きわめて自然な作用です。

1日の中でのバイオリズムもあります。

ヨーロッパのスペインでは、午後にゆ~~っくり休む「シエスタ」という習慣があります。

https://world-note.com/siesta-in-spain/

(世界雑学ノート様より)

地味豊かな食事や、気質+風土+習慣も健康に貢献しているとは思いますが、実は、世界的に見て、日本にも負けない健康寿命を誇ります。

もちろんヨーロッパで抜群の1位。

午後1~3時くらいに一度眠気が来るのは、人間の体内時計としては通常のことで、スペイン人は「じゃあ、そこは休もっと!」と休憩してしまうわけです。

そしてそれが常識なので、誰も咎めない。

「目と脳のフル稼働の限界」&「スペインのシエスタ」について紹介しましたが、それをそのまま「勤勉な日本人」の生活に取り入れるのは、なかなか難しい。それは魁にもわかります。

ただし、「5分目をつぶる」ことはすぐに簡単にできるはずです。

5分瞑目するのすら許されない環境なら・・・とても心配ですが。

運転中に豹変する人のイラストドライバーの方は、所定の場所に駐車して行ってください

5分かよ!と思うかもしれませんが、例えばスマホで5分タイマーを設定して、「完全に目をつぶる5分」は結構長いです。

※もちろん、スマホは見ないでください。目からの刺激になるので、休憩という点で全く無意味です。

そして、目をつぶる ⇒脳が耳を頼り始める ⇒目の緊張がとれる ⇒脳が休まる ⇒呼吸が落ち着く

という流れで、1分刻みくらいでご自身が休まっていくことが自覚できます。

正確には、初めはわかりませんが、習慣づくとハッキリ認識でき、5分後、明らかに元気になります。

いかに目が情報を受けまくっていたか?

いかに脳が興奮していたか?

疲れと思っていたのが、目と脳からの危険信号であり、肉体はそこまで疲れていなかったこと。

等がわかって、次の仕事にますます元気に取り組めます。

魁は、この5分休憩を、担当するお子さんに折に触れて指導しますし、長時間の指導の間にも挟みます。(その時間は指導時間に入れませんので)

大人でも「まだまだ疲れていない!!」と過信してあとからグッタリするくらいですから、お子さんはさらに自覚がありません。

まじめな子ほどそうです。

通学路で、授業で、部活で、目と脳とが相当に疲れて、そのあと自分で勉強・・・、緊張が切れて、眠くなるのが当たり前です。

そんなお子さんが5分休みを入れると、「意外と休めた!」「自主勉強の時も取り入れてみました~」などと、頭の冴えを感じてくれています。

魁自身も行っている、と書きました。

家庭教師の仕事も、(運転移動もありますが、)とにかく目と脳を使います。

1日に数件のご家庭に回る際に、途中から劣化した状態でスタートすれば、ぼやけたり見落としたり・・・といった状況が生じやすくなります。

魁自身、それを極力減らしたい。

実は、この5分休憩は最低限の手段で、一番良いのは「とにかく早く寝て、超早く起きる」次は、「夕方寝るが30分以内で絶対起きる」です。

しかし、

お子さんが実行するのを考えた場合、前者の「スーパー早寝早起き」は、起きられず寝坊!

「夕寝」は、数時間寝込んでしまい、体がだるくなり、深夜まで眠気が来なくなる・・・という難しさがあるため、実行しやすい「5分小休憩」を推しています。

ダンベルを枕にして寝るマッチョ/reference photo for drawing muscle/workout at gym@著作権フリー 画像 筋肉快眠枕をセットして、おやすみなさーい。

 

 

ABOUT ME
代表者かのう
意外と若いおじさんです。 元某塾教務部部長。 香川県高松市在住。 とてつもなくいい人です。 Twitter @sakigake2020 LINE公式 @skj2020 県立高校受験と私立中学受験を10年超指導。 校長を務め、卒業生の第一志望校合格率は94%でした。 プロ家庭教師として、高松市に2021年春開業。 伝説的な「教育県」である香川県にて、持てる技術をフル活用して指導中。 このブログ記事で、お子さん&保護者さんに向け、今想うことを発信しています。

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