塾の評判の根源は内部にいる人そのもの…。
ただし、授業そのものを数値にして評価することは難しいし、お子さんの「○○先生がいい!」という反応は信用していいのか、それとも人気取り講師の誉め言葉に踊らされているだけなのか?
なにより、自信ありげに教育を語るそのスタッフがとんでもない人物だとしたら…?
前回さわりだけ書いた「体力だけはウリの驚きの低学歴さん」について、続きをお届けします。
決して特異な例ではなく、塾業界にはありがちな人物についての記事です。
・週7勤務自慢!仕事時間の大半は昔語りと自分語り
この人物(発想が独特な人罪だったので、以下「花畑さん」と呼びます)の自慢の一つが、
新人時代に週7勤務を社長に願い出たこと
でした。(成果を出したとは言ってない笑)
ん?無休だからなに?という読者さんのツッコミが聞こえてきます。
魁自身は、仕事大好き人間ではないです。
ただ、休みになると不安がよぎるタイプで、何の気無しに休んでいて大丈夫かな?と自分でも切り替えが下手なやつだと思います。
さて、お花畑さんは、週7勤務をしたことで今の自分がある!と言い切っていたのですが、その自己評価は正確なのでしょうか?
休まないということは、毎日の仕事が雑になりやすい。
職場にいるということは、それだけで異常な量の情報が、自分の思考を遮って入ってくることになります。
内外からの電話、来客、相談事…。
塾の仕事は、休まないことではなく、与えられた時間の中で、熱意ある的確な対応をすることです。
無休自慢をする社会人は、自分の職務遂行能力がだらしないものであることを宣言して回っているだけです。
上司や経営者の立場にあって、無休を部下に促したり自慢するような人物は、体罰する指導者と同じレベルで、監督・指導力不足である本質をを自ら証明しているのではないでしょうか?
(あと、脳が昭和)
お花畑さんと同じ職場にいると、
昔はさー、オレの時はさー、と始まる首を傾げたくなる話に相槌を打つことに時間を取られたのをよく覚えています。
この昔語りタイムをカットすれば、週5勤務に収まるんじゃないの?
・勉強させ、合格させるのが使命の塾業界。なぜ低学歴が長く生き残るのか?
大多数が無神経で、プライドが低いからです。
よく、ドギツイ仕事の代表格として挙げられる「飛び込み営業」がありますね。
街中のお店や会社にアポ無しで訪問して、99%無下に断られる壮烈な仕事だそうです。
電話営業もキツそうだけれど、対面はもっと厳しそうです。
繊細な魁はできませんし、やりません!(断言)
しかし、契約に漕ぎ着ける営業マンはいますし、厳しいノルマを達成する人物もいることでしょう。
なぜ成果を上げられるのかというと、失敗した…ダメだった…と自分を責めることがないからです。
社会人のプライドの大本の一つは、その是非は置いておくとして、学歴でしょう。
中学高校大学と、ストレートに努力してきた、成功体験の多い新人さんであれば、大抵社会人になってからの失敗を真面目に悩み、大きい壁に感じるはずです。
病んだり、辞めたり、といったケースがここで生じてきます。
逆に、高校大学と勉強そっちのけで過ごしたり、そもそも高卒だったり、人の道を踏み外しかけたりした経歴の持ち主で、就職さえ危ぶまれた人物であったら…、、
仕事があっただけで丸儲け!
監視してくる上司からの叱責もなんのその!
ゴキブリは異常に強い生命力を持っている、とか、雑草はそう簡単に枯れないと言います。
順調に育ってきた高学歴さんより、低学歴さんが生き残る確率が圧倒的に高いと考えられるのではないでしょうか?
ヤンキー出身者は、自分の過去を盛りに盛って美化すると言います。(中身がないから)
今日も何のためらいもなく、保護者さんの前で、自分を等身大以上に盛って見せているはずです。
(つづく)