突然ですが、
大体20年弱に及ぶ、この魁の教育サービス業界歴において、話せる仕事仲間とネタとして考えた「実在したら嫌なジュク」について書きます。
1・通常授業しかしないジュク
一年中通常授業そのものしかしません。
保護者向けの季節講習の説明会や、進路面談は一切行いません。
指導報告書や配布物もございません。
本筋である授業の妨げになるからです。
定期テストの前の対策授業もしません。
補習もしません。
季節休みも通常の時間でしか授業しません。
電話も出ません。
ご家庭への電話もしません。
授業こそが唯一の商品だと考えているからです。
保護者の方の相談に乗ったり、立ち話もお断りします。
授業があるので。
長所 (自称だけど)授業が高品質。
短所 「もう退塾します!!」の連絡にも返答がない。
2・ひたすら問題を解くジュク
延々と各種の過去問題を解かせます。
「ちょっと考えたらわかるやろ!?」
「しっかり気持ちを込めて解け!」
などの、技術レベルゼロの指導(?)が聞こえてきます。
お子さんがひたすら問題を解くと、講師の前に持って行って丸付けをされます。
質問は認められず、「もうちゃんと1回やってみること」しか言われません。
説明は、問題集の文面を大きな声で読み上げ、付録の解答+解説を読み合わせします。
余裕がないときは、答えだけを大きい声で読み上げます。
トドメのひと言は、「今の答えをきっちり覚えろ!!」
長所 演習量ならどこの塾にも負けない。
短所 学習とは何なのか?という深い問いを体現。
3・保護者さんや塾生の言葉を遮るジュク
このジュクは面談はあります。
ただし、面談の場で保護者さんやお子さんが意見、不安、要望などの考えを述べようとすると、言いたいことの半分も言わないうちに、教室長が
「デカい声で発言をかぶせてきて、話の軌道を自分の話しやすい方向に変えてしまい、したり顔の演説を強制的に聞かされているだけ」
の、
「お気持ちを黙って聞く時間」
が発生します。
どうも日ごろ、お子さんの前で自分の言いたいことだけしゃべり倒しているせいか、
イレギュラーな要望に対応するのが面倒なのか、
自信が妙に強いのか、
自信がないのをボリュームで誤魔化すためか・・・。
年季が自慢らしいですが、真実はどうでもいいくらい、誰からも興味を抱かれません。
長所 一見、信頼感がある感じに見える。
短所 面談後に「安心、納得」ではなく、なぜだか消化不良感が高まる。
*「会社ごっこ」で検索したら・・・
当初は、こんなんあったら、ヤバいよねー
というつもりで書き始めたら、条件ピッタリではないにしろ、結構フツーに現実に存在する感じになってしまいました。
そこが怖い!!
では、今日も指導に行ってまいります!