塾選び

プロからプロへ

突然ですが、

実は先日、魁のスケジュールがどうにもいっぱいだったため、指導を希望された中学3年生の受験生を「魁から見て信頼できるプロ」にご紹介しました。

滅多にあることじゃあありませんが。

結果、見事に第一志望校合格を果たされたと連絡をもらいまして、紹介した手前、ホッとしたところです。

「紹介してもらって本当に良かった!もっと早く始めていればよかった!」

と、そのお子さんがストレートな感想を言ってくれました。

自分で指導したお子さんが合格してくれたように嬉しく思います。

同時に、お父さんからは「そのうち弟も預けようと思います。しかし、あのジュクのままだったら、今頃・・・」

と、魁が紹介したプロに出会う前に、何となくで通ってしまったあのジュクでの、ゾッとする経験を思い出されたようでした。

学生バイトさんを講師として、担当させるタイプのチェーン展開している個別ジュクだったそうです。

自然災害の中で心配をする野菜農家のイラストその段階で充分に危険です。

入塾時に伝えたはずのご家庭からのリクエスト(=解消したい不安)が明らかに伝わっておらず、

「今日何しようか?」

「とりあえず解いてみて?」

という、ダメ個別ジュク判別筆頭の最凶ワードから指導が始まったそうです。

「何をするか」は指導を担当する側は方針を立てているはずだし、わからない箇所を「導入」してから問題演習に入るはず。

当たり前のことであり、「まさか」とお思いになるかもしれませんが、魁からすると不思議はありません。

そうやって何の価値もない時間を届けようとするジュクは、平気で存在します。

ですから、講師が上記の2つのキーワードを発言をするようなら、保護者さんにはお金を、お子さんには時間を消耗させる割に、ストレスを提供してくるダメジュク体質の現れです。

さて、

お子さんとしては、「私が入塾したばかりだからかな??」と初めはガマンしていたのですが、志望校に行きたい!という気持ちが高まるにつれて毎回の指導に、

「これヤバない??」

と危機感を感じるようになったそうです。

ところが、それをお母様伝いに教室のマネージャーに訴えると、

「いやー、入ったばかりだからですよ。これまでの勉強不足は私たちも短期間では解決できませんよ」

とはぐらかすような返答だったそうです。

そこですかさず、お母さんは切り込みました。

「中学1年生の方程式も解けない学生バイト講師をウチの娘に付けて、お金をとるんですか??」

マネージャーの顔色が変わり、平謝りに変わったそうです。

(ご家族の連携がとれており、不満を感じる箇所が明確になっていたのです)

魁がこのお父さんからご相談を受けたのは、この直後でした。

「ちょっと困ってまして・・・」

これはバイトさんが悪いというより、マネジメントする社員が残念ながら能力不足で何も考えていないか、「人が座って、その時間に何かしゃべっていればお金を吸い上げられる楽な商売じゃ」と本気で思っている経営者が居座っているから、起きる不幸です。

ただし、バイトさんはバイトさんで「このお子さんを責任もって合格させるんだ!!」と強い責任意識や職務意識をもっているか?というと、おわかりでしょうが、そんな殊勝なバイトさんは奇特な存在です。

(ごく少数出会ったことがあり、尊敬します。10人に2人いればいいです)

80%の学生バイトさんとプロ(自称プロは除く)で、何がそんなに違うのか?

説明する言葉が脳内で形にならなかったのですが、先日実に的確に表現されているニュース記事を発見しました。

飲食店と教育サービス業で違いはあるとは思いますが、真理を突いています。

「麺ジャラスK」がアルバイトを雇わない理由

(ワニブックス様「ニュースクランチ」より引用。現在は記事が終了)

特に、中段の「そもそも…」で始まる一節が、まさに的確です。

さすがに自動券売機にあたるものは、この業界では思い浮かびませんし、ちょっと困ると裏で「バイトにさせりゃときゃいいよ」と平然と言い放つオッサン社員が多い、バイト依存度が高い業界ですので、同じことをしたら悲鳴が上がると思われます。

ただし、塾が「所定の研修を受けた講師を当てています」とか「講師には定期的に研修しています」と謳うことは、イコールお子さんに寄り添って、成果を出せる証明なのでしょうか?

塾業界の人材の質を考えると、正社員100%で指導しております!という塾が絶対正解か?という保証があるわけでもないし、何より、あくまで塾を選ばれるのはご家庭です。

でも、今回魁からご紹介したプロの下で合格を手にしたお子さんとご家庭は、明らかな違いを感じ取ってくださったようです。
(お父さんも、とあるプロとして経営をされている方ですので、よりハッキリ感じられたとのこと)

不安を掻き立てることが魁の目的ではありませんし、悪徳なジュクっぽいカイシャでなく、お子さんにマッチした塾が発見できているなら、何も言うことはありません。

ご紹介したご家庭においては、お子さんが「ヤバない?」と感じ、声を上げることができたことが、被害を最小限にすることにつながりました。

教育サービスは形が残りません。

「おかしいな?」と思いながら声にできないお子さんや、センセーを名乗る大人の言うことは正しいはず・・・と、そもそもおかしいと感じないまま、おろそかな指導を受け続けているお子さんが、今もたくさんいるはずで、そのお子さんと保護者さんが、冒頭のお子さんの発言にあったような「通ってよかった!!」に出会えますことを願うものです。

魁としては、弟さんは魁に頼もうかな??と思ってもらえるくらいに、今日もレベルアップに勤みます。

父の日のイラスト「くまのお父さん」では、本日も指導に行ってまいります!

 

ABOUT ME
代表者かのう
意外と若いおじさんです。 元某塾教務部部長。 香川県高松市在住。 とてつもなくいい人です。 Twitter @sakigake2020 LINE公式 @skj2020 県立高校受験と私立中学受験を10年超指導。 校長を務め、卒業生の第一志望校合格率は94%でした。 プロ家庭教師として、高松市に2021年春開業。 伝説的な「教育県」である香川県にて、持てる技術をフル活用して指導中。 このブログ記事で、お子さん&保護者さんに向け、今想うことを発信しています。

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