お子さんに、先日の魁の折込チラシのデザインについて、(魁は)冗談半分のつもりで
「いやー、来年はホラー路線にしようと思うよ~」
と言ったところ、そのお子さんから、
「今の段階で充分にホラーだから、止めといたほうがいいと思います・・・」
と遠慮がちに進言されたので、ホラー路線で行こうと決めました。
さて、突然ですが、、
読者の皆さんには、特に受験生さんや保護者の方がいらっしゃいますので、お聞きしますが、
「6月の第1回からみて、9月の第2回の診断テストは上がりましたか??」
錆びるほど使い古された受験の鉄則であるフレーズに、
「受験の勝負は夏」
というひと言がありますが、太陽が東から上るように、これは確実に普遍です。
ここで上がらないと、夏にお子さんにフルフル投資した意味はないです。
ビミョウな、分散型のバランスとったような夏休みにさせてしまっていた場合は、保護者さんの判断ミスによる責任があります。(おそらく結果は出ません)
そして2学期に、やれ追いつこうと思ってもそれは不可能です。
熟練している塾なり、家庭教師なりには、「ここしかない」「今だ!」というお子さんを伸ばすために押さえておくポイントやタイミングがあります。
週7回指導を受ければよいとか、毎日18時間受講すればいいとか、夢想で吠える者もいますが、現実、年がら年中準備できるわけではありません。
ただし、ポイントとタイミングを押さえながら、夏休みの時間数をかけて指導をすれば、スーパーファミコンの格闘ゲームの「ハメ技」で必勝するように、、、というと表現が稚拙ですが、UPはしない方がおかしいです。
逆の立場に立ってみて、保護者さんからすれば、塾から熱心に押されて夏期講習やら追加受講やらを申し込み、送迎含めてご家庭内のやりくりをして精一杯応援した挙句に、
「あんまり変わらない」だとか「よ、横ばい??」みたいな感じでは、最悪の心境かと想像します。
「結果として」という都合のいい前置き言葉があります。
結果として、、、その状況を作った塾は保護者さんとお子さんに背信したことになります。
それにおいて「次こそは!」などとどの面下げて言いますか?
何年か塾業界に身を置いていれば、内心では、2学期に逆転はムリよね~とわかっているはず。
結果でなく、過程が大切なので!とおっしゃってくださる達観したご家庭に選んでいただいたこともあります。
しかし、結果が出ないのは塾の方針が頓珍漢だったからです。
上げられないのは「成績は上がんなくてもいいから、塾生が多くいて売り上げさえ上がればいいやん~」という、表に出せない会話をバックヤードでヒソヒソしている売り上げ至上の自称塾だからでは。
(というか、成績の話題自体がほとんど出ない塾というケースすらあります。。奇妙ですが)
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このように書くのは、どの塾さんに通っていたとしても、(今は決まっていないとしても)夢に近づけるお子さんが増え、努力した分の伸びを実感する成功体験を積んで、未来に進んでいってほしいからです。
この魁、今夏お預かりしているお子さん全員の診断テスト結果が十分上がってくれました。
(ただし、この伸びを良しとされるか否かは、ご家庭が判断されることです!)
お子さん達の夏の努力が実りました。
思えば、夏休みスタート前は、そこまで気持ちに火が付いておらず、夏休みが勉強のフリータイムでなく、真の意味の(遊び方面に自由な)フリータイムになりそうだったのを、「心のエンジン」が途中からかかって、バリバリ進めることができるようになりました。
数学はやや簡単。社会はセンスを疑うほどの重箱の隅をつつく問題ばかりでしたが、今の自分にできることをそのまま発揮する経験ができました。
とはいえ、ここで勝ち誇るのは次の敗北の始まり。
魁が調子に乗ったことで油断が生じたら、困るのはお子さんと保護者さんです。
夏の期間は、記事の更新が間が空きました。
いつだかも書きましたように、きっと今後も空くので、反省しません。
では、本日も指導に行ってまいります!