本日の午前をもって、今年度の公立高校入試に必要な指導が完了しました。
主役のお子さんにとっても、支援するご家族にとっても大きな節目になる高校受験に際し、魁かのう塾を選んでくださり、時間を使ってくださったことに感謝します。
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試験がジワジワと近づいてくる中、志望校の合格点に自分の力が及んでいるのか、まだなのかつかめず、
「私立の試験や自己推で経験したけど、やっぱり緊張してきた~~」
と気持ちを吐露するお子さんの姿が多かったように思います。
「大丈夫だよ」とか「がんばれ」という、ご家族がかけられる言葉は私からは言わないようにしています。(それを言ってしまえる塾関係者ほど、自信家ではありませんので)
かといって、気持ちがいっぱいいっぱいになりかかっているお子さんに、長尺で話をするのは「心の胸焼け」を起こすので、なるだけ短い言葉で、
- 緊張するのは、それだけ真剣に取り組んできた証
- 今のあなたの良さを「そのまま出せばよい」
- 緊張を取る方法
の3つを伝えました。(覚えてくれていれば最高ですが、忘れてくれても一向に大丈夫です)
緊張は真剣さの証拠である。(だからそのままぶつかってくればいい!)
ガチガチに緊張してきているお子さんに向かって、「落ち着いて」「自分を信じて」と言葉で言っても伝わる可能性は非常に低いです。
落ち着けるもんなら自分で落ち着くでしょうし、いわゆる「成功体験」から去来する自信は、これから培われるものだからです。
なぜ、緊張するのでしょうか?
お子さんからすると単に「試験が嫌だから」と言う身も蓋もない本音が返ってきそうですが、私がお預かりしたお子さんに関しては、
「真剣に努力して、遊びたい気持ちを抑えてきて、応援してくれるご家族の想いも感じ取っている。だからいい結果を出したい!」
と思っているからだと断言できます。いつからともなく本格化した受験勉強は、長く長く続いてきましたが、今週やっと終結します。
長い期間でしたから、もっと早く取り組めたら!!とか、机に向かう意思が保てずにグダついてしまった・・・とか、自分の弱い部分も実感した場面が少なからずあったでしょう。
それもあなた自身の姿なので、否定するのではなく「ああ、私(ぼく)そういうところあるね」と認めて、
「じゃあ、良くしよう!」
と取り組んできた姿を魁は目の前で見させてもらいました。
カンペキな超人受験生なんて、ほんの1%もいません。(魁はお会いしたことがことがございません)あなたの周りにいるたくさんの大人だって、カンペキさんはいないんです。
だから、ここへきて緊張するというのは、逃避ではなくて、良いところも(一部)反省するところもあるけれど、今の自分でやれるだけやってみた!今のベストだ!という思いの表れです。
緊張に勝とうとするのではなく、緊張している自分を認めてしまいましょう。十分に精神的にあなたの勝ちです!
試験当日に自分を伸ばそう!とか、乗り越えよう!ではなく、今のあなたで戦ってくれば、勝てます。
緊張を取る方法
さて、周囲の味方から様々なこの手のエールをもらって、頭ではわかっていても、
「やっぱり緊張が取れなくて・・・」
「手が・・・1科目目の国語で作文を書かなくちゃあいけないのに・・・」
という時には、
魁式・緊張がバカバカしくなって、一定程度緊張がほぐれる恒例のあの技
があるのですが、あまり公共の電波に乗せて放送できる感じではないので、すでにお子さんの本人の前で公開済ということで、teaを濁させていただきます!!