〜なぜそんなに辞める?塾の従業員とは〜
では、前回書いてしまった実情の一部に続いて、高松での塾の選び方について、書いていきます!
「人」編をさらに詳しくお届けします。
正直、黒くないですか?
はい。黒いです。(即答)
黒いというのは、もちろんブラックな労働環境という意味です。
ご覧ください!この圧倒的な離職率の高さを!
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00002.html
厚生労働省の令和元年の発表です。
どうも大学出の新卒さんは、3割強が3年以内に退職する時代のようです。
なるほど天下のトヨタ自動車さんが
「終身雇用は難しい!」
とおっしゃる時代です。(2019年10月の豊田社長の会見)
トヨタさんと比較するにはお恥ずかしいことですが、
「塾などの学習支援業」は
堂々の45.9%の離職率
となっていますね。
・・・たか!!(恐)
私が新卒で入社して3年間お世話になった大手スパルタ塾、思い返せば、同期は60人超いたけれど、バタバタ居なくなっていきました…。
(個人の体験なので、主観的になってしまいますが。もう15年程前のことです。私も3年で別の小塾に移りました)
社風によってはホワイトも…と言いたいところですが、ないです。
いえ、あるにはあるのですが、魁の地元で1社知るだけです。
(高松に来てから存在を知って、実に素晴らしい創業者さんだなぁーとブログを拝読するにつれ、感心しきりです。)
99%の塾が、かなりドギツイサービス業。
真っ黒黒スケです。

ゆっくり出勤だし、授業時間以外は暇なんじゃないの?
暇かどうかは社風によります。
では、塾の従業員は、お子さんが通塾する時間帯まで何をしているのでしょうか?
会社により様々です。
事務作業や、オリジナルテキスト作りに追われていることもあります。(まだいいケースです)
営業活動バリバリの方針なら、駆けずり回っていて校舎にいるどころではない時もあります。
根性論に溢れた、古い体質の会議で思いつきの説教を延々とくらって、内心へきえきしている日もあります。
一つ言えることは、お子さんの成績状況を分析したり、入試問題の研究をじっくりする時間は、ほぼゼロに等しいということです。
特にチェーンで他店舗展開している塾さんなら、お子さんを見ている時間がない。それが真実です。
個人経営塾さんが全てではないので、手放しでバンザイはしませんが。
…そして夕方になれば、お子さんが来塾。
質問答えたり、叱ったり、電話が鳴ったり。
保護者さんから立ち話相談が入ることもあり、気づいたら夜22時は回ります。
塾に入社したい!と思うきっかけの一つは、
お子さんたちに喜んで欲しいから
であると私は思います。
(子どもが好き、と書かないのは、はき違えている業界人を見てきたからです)
でも、その志望動機を実現できることは少なく、かけ離れた毎日が待っているとしたら、、、呵責に耐えかねて退職!という心境は理解できます。
(つづく)
すっかり涼しくなってきましたね…私は窓を指一本ぶん開けて寝ております。読者さんはいかがですか?