指導の現場より

理想的!私はこうなりたい!

突然ですが、

この魁、

「お子さんが解いた問題の丸付けをする際に、無音でペンを動かせる人になりたい!」

と、このところ強く思っています。

勉強が好きか嫌いかに関係なく、お子さんにとって

「解いた問題の正誤が気になる」

というのが真理のもようです。

魁は常に1:1で指導をしますから、お子さんのほぼ真横でペンを走らせ、お子さんが解き終わった問題たちに、○or✕を付けていきます。

お子さんの耳の感覚は鋭敏であり、

「○の音」「✕の音」でペンが動く軌跡が異なることを、都度感じ取っています。

実際に動かしてみればわかりますように、確かに正解の○の時には楕円状の周を進行方向を変えながらペンは動きますし、不正解の✕の際には一直線に、斜め右上に向かって発射するようにピッと斜線を書きます。

〇のときより✕の方が、紙面との摩擦音が短いのもわかっているようです。

さて、

私が○✕の採点を行っている際に、お子さんに何も指示せずにただ「待っててね」というわけにはいきません。

もちろん5問程度で瞬時に結果が出せる小演習でしたらそうしますが、種類や量を出した宿題の正誤チェックの間は、無駄が生じないようにお子さんに別途に適切な問題を指定し、考えてもらって、そのタイミング(3分弱程度)で丸付けを行います。

同時に、「問題を解いているお子さん」の様子を知ることは貴重で、心がけていることもあるのですが、それはここでは書きません。
しかし!

ここで問題発生!!

○のときのクルン!という音のときはまだいいのですが、✕(正確には✔)のシャッ!という音にお子さんが、

「え?どこが不正解??なんで??」

と反応してしまいがちなのです。

正解が欲しい!とか、自信がある!こと自体は、プラスです。

つまり、「新しい問題に集中してほしいタイミングに、魁の採点音に反応して、一瞬注意がそれている」

という状況がしばしば起きる。

発生時間にして3秒もありませんが、できれば防ぎたい状況です。

(「集中してくださいと声をかける」だとか、「弱い筆圧で丸付けしては」だとかの通り一遍のレベルの話ではありません)

いちいちお子さんの傍らを離れて、室内の対角上でコッソリ採点する等、光景も奇妙だし、何より、実指導より作業を優先することはありません。

「音が出ないペン」がこの世に存在するのかは存じませんが、今のパイロットのジュースアップで快調なので、新調する考えもないです。

お子さんに徒に「禁止事項」を設けて強引に制するより、「✕音」に対するその時々のお子さんの反応に応じた「返し」から、次の問題の流れを作って指導したいと考えています。

実際の指導の様子(ではありません)。では、今日も指導に行ってまいります!
ABOUT ME
代表者かのう
意外と若いおじさんです。 元某塾教務部部長。 香川県高松市在住。 とてつもなくいい人です。 Twitter @sakigake2020 LINE公式 @skj2020 県立高校受験と私立中学受験を10年超指導。 校長を務め、卒業生の第一志望校合格率は94%でした。 プロ家庭教師として、高松市に2021年春開業。 伝説的な「教育県」である香川県にて、持てる技術をフル活用して指導中。 このブログ記事で、お子さん&保護者さんに向け、今想うことを発信しています。

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