突然ですが、
読者さんは「幻冬舎」という出版社さんをご存じでしょうか。
社長さんを始め社員さんにも、他の社には感じられない強いキャラクターの方がいて、また書籍自体にも鋭さを持った一冊が多いので、
魁としても「幻冬舎」という文字を見かけるたびにタイトルをチェックしてしまいますし、
あるいは、
「この書籍はテーマが興味深いな!!」
と思って何となく出版社を確認したら、ほ~~~らやっぱり幻冬舎だった!なんていうケースもあります。
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魁は本を読むペースが速いわけではないので、新刊を随時確認するような読み方ができません。
「書評」のような記事を書いたこともありますが、ついわかったような語調で本を「語る」には、魁自身に読書の総量が足りない気がしますし、書籍の巻末にありがちな「(筆者以外の人物による)解説」に対してすら、高い確率で邪魔で愚かしく、誤った見解をひけらかしているものと感じています。
よって、受験に直結しない書籍を気取ってロンピョーするのは、身の程に合わないと考えます。
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さて、その中で思わず「これは・・・」と感じたのは、不祥事で報道のあったBIGモーターの元幹部だった中野優作さんの書かれた「クラクションを鳴らせ!」という1冊でした。(もちろん幻冬舎刊です。読んだのは、忘れたけど、出版直後だったか)
中野さんご自身は、今では自分の会社を創設されて、素晴らしいスピードと熱量で出店・展開をされています。
中野さんの発信を見ていますと、中野さんと社員メンバーの焦げ付きそうな「前向きな熱量」を感じ取れます。
(高松市に本社があるので、自動車は中野さんのお店で探そうかな!と魁も思ってます)
ジュクの中にも、BIGモーターの歪な実態が報じられたように、お子さんや保護者さんの想いをスルーし、あるいは自分たちに都合よく捻じ曲げて「極端な利益至上主義」(「クラクションを鳴らせ!」の帯の言葉)に暴走する現場があります。
(必ず「ウチはそんなじゃない~~~!」と脊髄反射します)
ジュク業界人のレベルが大体高くないので、大差はないです。(マイニュースジャパンより)
都合が悪くなればなるほど、「お子さんのために!」等と声高に嘯いて、自らに言い聞かせて本筋を逸らすようなニンゲンがゴロゴロいます。
初めからそのつもりで起業したのか?
組織を運営しているうちに「そう」なってしまったのか?
初めからそのつもりで就職したのか?
組織に染まっているうちに「そう」なってしまったのか?
それらの人たちは、↑の振り返りの疑問自体がどうでもよくなってしまっているのでしょう。
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ちょっと心配なのは、今回の「クラクションをー」のようなエネルギッシュな本を読んで、(処理能力が追い付かず)よくよく自分のものにできないまま、
「この本の通りやれば、わが社ももっと売上があがるううううううう!」
など、部下に「必須読書」等と強要し、「今日からやれ!」とトンチンカンな指示を出しているジュクニンゲンがいかにも居そうという予想が立ってしまったことです。
部下は社畜ゾンビ気分でそのカイシャにいるので、そもそも無感覚+(また無茶言い始めたよ…)と内心葛藤するくらいで楽なものですが、
その部下に指導やらカウンセリング(という名の営業面談)を受けるお子さんと保護者さんは被害者だよな・・・。
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ジュクには、「根性じゃあああ!ドッ根性なんじゃあああ~~~!」とひたすら喚いているような脳が化石化しているアレが割と普通にいます。
同時に、アレは思考能力がゼロのまま、
「おれにできたんだから、あなたにもできる!」
と、半ば目を輝かせながら言い放ち、押し付けがちです。
本当にソイツにできたことは、私たちにもできるのでしょうか?
実はソイツの大きな勘違いがあり、そのオマエの思慮のなさが周囲の人の笑顔を奪っているのですが、気づくことは・・・まあないでしょう。