突然ですが、
この夏休み、魁が知った、
「こりゃ一体どういう狙いだ~~~?」
と思わざるを得なかった、学校さんの宿題について書きます。
お子さんに見せてもらった「夏休みのしおり」より、宿題の内容は・・・
幼児の観察をしてレポートに書く
でした。
この宿題が出されているのを見るのは初めてではなく、数年前にも別の中学校のお子さんから相談をされたことがあります。
中学生が幼児を観察するというのは、さすがにルール上の問題はクリアしているはずです。
ただ、その都度、家庭科教諭の指示出しの曖昧さで、お子さんたちが困惑しています。
「公園や外にきっといるはずだよ」(この酷暑に?)
「不審がられないようにね」(万一不審がられた中学3年生のことは、家庭科教諭が守ってくれるんですか?)
程度の指示しか聞かされていなかったとのこと。
職場体験のように、特に公式に保育園や幼稚園に協力を求めているわけでは、もちろんないそうです。
もし、自分で卒園した幼稚園にアポをとるとして、部外者を幼稚園さん側は容易に敷地内に入れてくれるのでしょうか?
結局、お子さんは「動画」の視聴で観察レポートを書くという「現代っ子らしい方法」で課題を済ませました。
動画でも、観察や下手な指導より知識が得られることがあります。
しかし、理科の「アサガオの観察日記」のような実物を目の前にして得るものと、アサガオの動画を視聴することが(言葉にしづらい)何かで異なる様に、
教諭がご自身の生徒に体感させたかったこととはズレた結末が夏休み中に起きたのではないでしょうか?
(そこまで考えて宿題を出していない可能性もありますね)
学年中の中学3年生が悩む時間を浪費し、おそらく多数が動画で終わらせていたことを想像すると、
「サボらずに例を示せよ!!」
と、(家庭科は教えない魁ですが)お子さんに実現可能な助言をしながら、教諭の雑な指示出しに飽きれる思いがしました。
*
「あとは自分なりに」は、技量や想いのない「センセー」が発する逃げとサボりの言葉です。
魁が通っていた中学高校は、社会科の指導がかなり奇妙で、
「自分で見聞きした、世の中の疑問点について自力でアポをとって取材に行き、レポートにまとめなさい。」
という、中学生には強烈なストレス感のある課題を出され続けました(ペーパテストはなし)。
社会科の教諭も高圧的で、中学生の魁なりに困り果てていたのですが、そんな教諭でも
「何をどう調べ、いつ、どこで、どうするか?」
の基本の助言は、わかるまで説明してくれました。
あの時の
「え、一体どうしたらいいの?」
という途方に暮れた思いを、お預かりしているお子さんにさせたくないので、
「言ってみせる → やって見せる → 示す」というのは、今の魁の指導や宿題の軸です。