この魁、先ほど夏休みの指導を完了しまして、そしてこれから、この夏休み期間の指導報告書を書き始めようかというところです。
書く内容はすでに脳内に整っているので、書き出して9月初頭にお渡しします。お待ちください。
「毎回両親で読み合わせしてます~」など、一言いただくたびにもっと読むに堪えるものを書こうとファイトが湧きつつ、着飾った内容の文面にならないように念頭しています。
ご家庭に於かれましては、微細なスケジュール調整に快く対応していただき、円滑に指導に伺えました(^^♪
改めて御礼申し上げます!!
※
毎年夏休みは、どの学年のお子さんも学校さんから出された宿題に追われます。
特に受験生のお子さんは「よし!受験生らしい勉強をしよう!」と決意したものの、目の前には非情なまでの量の学校の宿題が・・・。
お伺いしているほとんどのご家庭において、
- 夏休みの学校さんの宿題のブースト仕上げ(ハイペース+ただし難問も放棄せず、全問魁がチェックを入れて完成)
- 苦手箇所の復習(いつもはできないことをする)
- 2学期の予習(9月~の内容はいよいよハードになるので)
の優先順位で進めました。
受験生ですと、お子さんの状況と目標に応じて「1」の扱いが減って、9月診断テストより先~入試を視野に入れた動き込みで組み直します。
とはいえ、どんなに時間を費やしてもなかなか終わりが見えない宿題の量に、一言で「辛さ」を感じたお子さんは多かったはずです。
特に去年は「臨時休校」の時期があった関係で、夏休みの宿題も軽めでした。それを知った状態での今年の勉強量は、お子さん一人で完了させるにはかなりハードモードだったようです。
実は、季節休みの宿題の量は自治体(≒教育委員会)ごとに結構な差がありまして、香川県は相当に量が多いです。
そもそも1年生の段階で「いきなりこんな?!」という量が出ていますし、特に2年生⇒3年生にかけての宿題の増加量は約2倍量です。
(夏休み始めに言うと、お子さんたちが複雑な顔をするので、終わり際に「ここまでよくやりましたね」の意味で言うようにしています)
魁の地元(=映画ではディスられてますが、一応首都圏です)では、、、、「ほとんど出ない」という表現で間違いないレベルです。
ここ数年で地元でも爆増していたら恥ずかしいので、郷里の同業の知人に確認しましたら、香川県の量にドン引きしていました。
魁がオンラインで教えている都内の私立中(四谷偏差60代)のお子さんの量よりもガチで多いです。
ただ、魁は、この学校さんの宿題量は、私が指導するうえではチャンスと捉えています。
読者さんの中には、「宿題なんてやって当たり前じゃ~ん」という方も一定数いると思います。
しかし、この量の宿題を「当たり前にやる」ということ自体が結構ハードルが高いです。
同時に、裏を返すとチラホラと「夏期講習教材」を勧められて手を出すより、超集中して宿題完成することで一定の成績がとれ、あ~らフシギ~塾が不要に~♪
魁としては、この爆量の宿題があるおかげで、
優先順位一番に、これだけの基礎~標準内容を学校さんがそろえてくれている。
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まず宿題を完成させることで、勉強のすき間が生じづらくなる。
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学校さんの出した課題の量や内容には”ヌケ”があるので、お子さんの弱点のケア(あるいは診断テスト等に向けての得点力アップ)ですることを絞りやすくなる。
↓
全体的な勉強量を確保しつつ、作業化して漫然と解くのを防ぎ、学校に遅滞なく「評価にたえ得る状態」で課題を提出する。
↓
提出の目途が立つのと同時並行で、弱点ケア or 得点力アップをスライド的に増やして夏休みを完了させる。
という流れを取りやすくなります。
ご家庭としても、教育サービス業者にムダに追加講習を受けさせられたり、終わる計画がないのに一律で問題集を購入させられたりといったロスが減ります。
(「この問題集を終えるために10回講座が必要なんですよ~」とかいう業者は、即スルーしていいです)
あとは、学校さんがその提出された宿題を、
「上っ面だけ見てキャラ物の検印押すだけ」
みたいな心無いチェックをせず、お子さんの苦労を想像しながらチェックしてくれれば、言うことなしです。
※
その意味では一つだけ気になったのは、「急に言い渡される部活動内の締め切り」です。
(学校名や部の名前は、配慮してボヤかして書きます)
中学1年生のお子さんの宿題指導が8割方完了した8月のある日、帰路に保護者さんから申し訳ない旨のメッセージを受けました。
なんでも、部活動の顧問から急に連絡が来て、その部だけ宿題の提出が約10日早まるとのこと。
事情に詳しい保護者さんですので、去年までの情報などもよくご存じで魁にはすぐお知らせしてくださるのですが、今回ばかりは不意を突かれたとのことで、計画ずれてしまいすみません!!というメッセージでした。(もちろんこの保護者さんには非はありません)
下旬の締め切りに向けて、コツコツ取り組んできたお子さんの様子を思い出すにつれ、怒りにも似た感情(というか怒り)が地獄の温泉のように噴き出してきたのを覚えています。
- 10日早めることの意味は?
- 明らかに雑になるけれど、その分のケアは顧問さんが最後までやってくださるんですよね?
- というか、思い付きで「現場」を乱すな!
果たして、勉強を自身が苦労して取り組んだことのある顧問なのか?疑わしく(中学生がどう勉強するのか、実感をもっているとはとても思えない)、冬休みにはこのお子さんに同じ思いはさせまい!!と決心しました。
(なんとか、宿題は完成しました。)
(当日のクラスの提出率が半分程度という話も出ており、魁ブースト付きでギリならそうなるよな・・・とも感じました)
※
加えて、定番の「読書感想文」や「人権」「税金」「生活作文」など、作文(400字詰めで3~5枚)を2テーマ以上という強烈ぶりでしたね・・・。
希望をいただいたご家庭では、作文の指導も行いました。
といっても、毎年のように行っている公立入試の作文系の添削の延長で、お子さんの文章の「校正・編集」にあたる書き方のアドバイスをするものです。
90~95%はお子さんの書いた作文をベースに、
- 効果的に読んでもらうために、どこに具体例を入れたらいいか
- 前後の齟齬がないか(一文もですが、前半と後半のつながり)
- 改行が適切か
などをお子さんに言葉を出させながら、書き進めていきます。
お子さんとしては、自然に書き直している間に
「あれ?既定の字数クリアしたわ!」
となるので、結構ビックリするみたいですね笑
「お子さんの内容を希釈して引き延ばす」「捏造する」「字数稼ぎの指導」等はしていませんので、ご安心ください。(役に立つことをします)